フランです。
FXの自動売買に興味があるけど、設置が難しそう、初心者なので設定できるか心配、
という方のために、本日は、FX自動売買システム(EA)を設置するまでの流れを図解で説明します。
自動売買システムを配布される際に「設置マニュアル」等で案内はされると思いますが、事前に設置までの流れを知っておくことで、よりイメージが湧くと思いますので、是非ご参考にしてください。
難しいことはなく、慣れてしまえば5分程度の作業でEAを設置することができるようになりますよ!
自動売買開始までの流れ
EA導入し、自動売買を始めるまでのステップは大きく5つです。
- VPSを契約
- MT4をダウンロード
- MT4へログイン
- EAの設置・設定
- 自動売買開始
EAを安定的に稼働させる環境を整え、MT4というFX取引ソフトにファイル(EA)を読み込ませることで、EAを稼働させることができますので、下記にて各ステップについて解説していきます。
※各ステップを進める前に、EAを稼働させる証券会社の口座が開設できていることが前提になりますので、事前に口座開設をお願いいたします。
STEP1 VPSを契約
VPSとは、Virtual Private Server(バーチャル・プライベート・サーバー)の略称で、日本語に訳すと「仮想専用サーバー」と言います。
仮想空間にあるPC環境(サーバー)を自分専用として利用することができる便利なサービスであり、実物のPCが手元になくても実際のパソコンと同じ様にインターネット等を使うことが出来るため、EAを稼働させるにはなくてはならない存在です。
自宅のPCでもEAは稼働させることはできます。
ただし、EAは原則として1日中休むことなく稼働を続けるシステムのため、EAを稼働させるにはパソコンの電源が24時間入っていることが必要となります。
しかしながら、自宅のPCを24時間パソコンを起動させておくと電気代もかかり、PC本体への負担も大きくなるため、急に故障した等のトラブルでEAを正常に稼働させれなかったという事態が発生するかもしれません。
その点、VPSであれば、
・パソコンのスペック
・インターネットの回線速度
・停電等によるパソコン電源やインターネット回線の切断対策
・再起動の管理(Windowsアップデートによる自動再起動防止)
など、EAを安定的に稼働するための環境が揃っています。
VPSを利用すれば、1カ月あたり数千円の費用でトラブルによる損失リスクと運用コストを最小限に抑えつつ、安定した取引が可能となります。
EAで安定して稼いでいくためにも「安全に24時間365日稼働できる」環境を整えることをオススメします。
FX専用のVPSには、「使えるねっと」、「SPPD」、「ABLENET」など、いくつかの会社がサービスを提供していますが、当ブログでは、大手GMO社が提供している「お名前.com デスクトップクラウド」をオススメしています。
「お名前.com デスクトップクラウド」でのVPS申込みから導入までは別記事で解説していますので、そちらをご参照ください。
フランです。 このページでは、国内大手GMO社が提供するVPSのサービス「お名前.com デスクトップクラウド…
STEP2 MT4をダウンロード
EAは、パソコン画面にMT4(=メタトレーダー4)という、自動売買機能が付いたFX取引ソフトをダウンロードし、その中に設置することで稼働できます。
MT4は豊富なチャート機能とカスタマイズ性の高さが人気で、チャート上にインディケーターと呼ばれる独自のテクニカル指標を表示させたり、高機能なテクニカル分析を利用できます。
そんな高性能なソフトであるにもかかわらず無料で使えることから、初心者から上級者まで世界中で最も多くのトレーダーに利用されています。
そして、多くの海外証券会社は、独自の取引ツールを開発するのではなくMT4を利用しているため、EAを稼働させるためにはMT4専用の取引口座を提供している証券会社のホームページより、MT4をダウンロードします。
また、このブログで紹介しているEAは、稼働できる証券会社が決まっています。
ここでは、このブログで紹介しているEAを利用する証券会社「FX Beyond」を例にとってEA設置までを解説していきますが、MT4のダウンロードは各証券会社で大きく変わりはありませんので、Google検索にて「証券会社名 MT4」で検索していただければ簡単にダウンロードページに辿りつけるでしょう。
それでは解説していきます。
①証券会社のホームページへアクセス
②MT4のダウンロードページへ遷移
FX Beyondでは、「ツール」→「プラットフォーム」と選択することでダウンロードページへ遷移します。
②ダウンロードボタンをクリック
「ダウンロードはこちら」や、「ダウンロード」といった文字がある箇所(ボタン)をクリックしてください。
③ダウンロードが完了したら、ファイルをデスクトップへ保存する
④デスクトップに保存された「.exe」ファイルをダブルクリック
⑤MT4セットアップ画面が立ち上がったら「次へ」をクリック
⑥インストール中の画面が表示される
⑦インストールが終わったら「完了」をクリック
「取引サービス」には登録しなくて結構です。
勝手にブラウザ画面が立ち上がりますが、「×」ボタンを押して画面を閉じてしまいましょう。
STEP3 MT4へログイン
ダウンロードしたMT4へログインしていきます。
①デスクトップに作成されたショーットアイコンをダブルクリックしてMT4を起動
↓
②デモ口座の申請画面で、口座開設時に届いたメールに記載の取引サーバを選択し「次へ」をクリック
③既存のアカウントを選択し、ログインIDとパスワードを入力し「完了」をクリック
ログインID、パスワードも口座開設時のメールに記載されています。
④MT4の画面が表示され、左上に自身のID、右下で回線が接続されていることを確認
画面右下が、「」「」となっていたら、正しく接続できていませんので、再度MT4を立ち上げ、デモ口座申請画面からやり直してください。
⑤MT4の画面に表示されている各チャート画面を「×」ボタンをクリックして閉じる
MT4初回起動時に表示されるチャート画面は、EAを設置する通貨ペアのチャートと異なることが多いですので、まずは4つとも閉じてしまいましょう。
STEP4 EAの設置・設定
EAをMT4の「Experts」というフォルダに格納し、EAの設置、自動売買の設定をしていきます。
①配布されたEAの「.ex4」ファイルをデスクトップへ移動
※作業のしやすさからデスクトップへ移動していますが、「.ex4」ファイルが格納されているフォルダを開いておくだけでも構いません。
配布されたEAが圧縮ファイルになっている場合は、右クリックから「すべて展開」を選択し、解凍されたフォルダの中にある「.ex4」ファイルをデスクトップへ展開してください。
②「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリック
③「MQL4」フォルダをクリック
④「Experts」フォルダをクリック
↓
⑤デスクトップにある「.ex4」ファイルを「Expert」フォルダへ移動
⑥「Expert」フォルダに「.ex4」ファイルが格納されたことを確認し「×」ボタンでフォルダを閉じる
⑥MT4を「×」ボタンで一度閉じ、再起動する
⑦MT4を再起動したら、「ファイル」→「新規チャート」を選択し、EAを設置する通貨ペアのチャートを表示させる
※ここでは、USD/JPYの通貨ペアのチャートを選択しています。
⑧ナビゲーター欄の「エキスパートアドバイザ」内にある、上記で格納したEAをチャートへ移動
⑨EAのExpert画面が表示される
⑩「全般」タブにて、「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」にチェックを入れる
EAによっては「DLLの使用を許可する」にチェックが不要の場合もあります。
どの項目にチェックを入れるかは、EAを配布される際に必ず確認してください。
⑪必要に応じて「パラメータの入力」タブにて、各パラメータを設定し、「OK」をクリック
エントリールールの設定が必要な場合もこの画面で実施します。
パラメーターの設定値に関してもEAを配布される際に必ず確認してください!
特にロット数の設定を自分で行う必要がある場合は、資金に応じたロット数に変更しないと早々に資金を溶かしてしまうことにもなりかねません。
STEP5 自動売買の開始
EAの設置が終わったら、自動売買を開始します。
①MT4画面内の「自動売買」をクリック
②「自動売買」が緑表示になり、チャートの右上のマークがにニッコリ笑顔になったことを確認
自動売買を停止したいときは、再度「自動売買」をクリックし赤表示になれば停止されます。
以上で設定は完了です!
少し長くなりましたが、思ったほど難しくはなかったのではないでしょうか?
一度設定まで経験すれば、次回以降は10分もかからずにEAを導入できてしまいますよ!
最後に
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